越後杉って何でしょう?


新潟県が定めた含水率などの「基準」をクリアした、狂いが少ないなど品質・性能が明確な「県産スギ材製品」で、「越後杉ブランド認証員」または「認証工場」が実施する検査において、合格した優良な住宅資材(製材・集成材・合板)をいいます。

echigosugijutaku6,0
(写真は新潟県HPより)


越後杉の評判については、ネットで色々言われているようですが、私の家はある程度取り入れようと考えています。

理由はずばり、補助金がもらえるからです(笑)


新築の場合、床面積1㎡当たりの使用量が0.09㎥/㎡以上であれば、越後杉ブランド認証材使用量に応じて補助額が決まるようです。

  5㎥以上10㎥未満 10万円
 10㎥以上15㎥未満 20万円
 15㎥以上20㎥未満 30万円
 20㎥以上      40万円

また、建築主(共有者含む)が申請年度の4月1日現在の年齢が満35歳未満であれば、さらに10万円が加算されます。

さらに、県産畳を使用する場合に、材料費を含む県産畳施工代金が5万円以上の場合、10万円を上限に上乗せされます。

 4.5畳当たり 2万円
   6畳当たり 3万円
   8畳当たり 4万円  
  10畳当たり 5万円

他にも、漆喰塗りや珪藻土塗り、県産瓦の使用による加算もあるようです。

我が家に適用できそうな項目を(推測ですが)整理すると、少しは建築資金の足しになるかもしれません。
 ①越後杉認証材 10万円
 ②若者定住促進 10万円
 ③県産畳使用   2万円

補助金は県から工務店への支払いとなるので、直接建て主の口座に入金されるわけではないですが、間接的に建て主にもメリットがあるだろうと考えています。

ただし、越後杉使用により建築費が上昇するのであれば、上昇分と補助額との差額を考える必要があります。

構造材に採用する場合は慎重な検討が必要かと思いますが、少なくとも外壁(杉板の鎧張りで計画中)や内装に一部取り入れることはできそうです。

結果、補助金が貰えるだけでなく、地産地消により地元の発展に少しでも寄与できるかもしれません。

今後、越後杉使用による技術的・金額的なメリット・デメリットについて、建築士さんに相談しようと思います。


少し心配なのは、報道等で越後杉問題について取り上げられており、平成31年度以降この事業が廃止もしくは縮小されてしまう可能性も考えられるので、そうなってしまっては元も子もありませんが。。。


(2019.1.27追加)
新潟県が、越後杉ブランド認証制度からの撤退を表明したようです。
ちなみに、我が家は建築士さんと相談した結果、越後杉は導入しませんでした。