501XX、アイリッシュセッター、エアマックス...


この言葉を聞いてピンとくる人は、おそらく私と同年代と推測します(笑)

ピンときた人に説明は不要かと思いますが、今から約20年前の1990年代の中頃~後半にかけて、日本中の若者を熱狂させた「アメカジ」?のアイテムたちです。

※興味の無い方は読み飛ばしてください。(興味ない方が大半かと思いますが...)

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ヴィンテージ・ジーンズ(これはレプリカ)

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レッドウイング 8165

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レッドウイング 8167

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おまけ:ナイキ エアマックス95


当時はインターネットも携帯電話もなく、唯一の情報源だった「BOON」や「GET ON!」などの雑誌を読みあさり、プレミア化したアイテムを手に入れようと中学校から公衆電話でいろんな店に電話をかけまくったものです(懐かしい...)

実際がんばって手に入れたジーパン(レプリカですが)やブーツは、履けば履くほどいい「味」が出てさらに愛着が湧きました。

履き皺を定着させるためにジーパンを履いてスクワットしたり、雑誌のジーパンの色落とし実験の記事を実践した人もいるんじゃないでしょうか(マニアックすぎる?)


多感な年代に、大切に使えば使うほど「味」の出る「モノ」の存在を知ってしまったことがきっかけなのか、その頃に「モノ」に対する考え方の方向性が決まった気がします。

・経年変化を「劣化」と捉えるのではなく「味」として肯定し楽しむこと
・多少高くても品質の良いモノは長く使え使うにつれ「味」が出て愛着が湧くこと
・気に入ったモノの手入れは、面倒な作業ではなくむしろ楽しいこと
・どの時代にもスタンダードなものとして受け入れられているモノは、デザインがシンプルで飽きがこないこと

総じて、何かモノを買うときは、多少高くても昔から愛されていてシンプルで品質の良い、経年変化やメンテナンスも楽しめる素材の商品を選びたいと考えるようになりました。

ジーンズ(デニム)と革製品は使うにつれて「味」が出るのが好きで今もついつい買ってしまいます。
(妻からは「またジーパン買ったの!?」と何回か言われました汗)

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最近のお気に入り


長々と家と関係ない話が続いてしまいましたが、一応つながってまして、上記の「モノ」に対する考え方は「家づくり」に対しても強く影響しているんじゃないかと思います。

実は、ブログのタイトルを「長く愛せる」としたのは、このような考えが根底にあります。

長く住むにつれて経年変化し家族とともに歳をとるような、愛着の湧く家にしたいですし、住んでからは(極力お金のかからない方法で)庭づくりやメンテナンス、DIYを楽しみたいと思っています。


さて、現場はちょうど外壁の施工が完了したところなので、なぜ我が家が外壁の仕上げを「杉板の下見張り」にしたのかについて、次回書いてみようと思います。

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外壁が全て張り終わりました